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♪♪♪究極のオーケスレーション!?
(17)オーケストラ曲
組曲「展覧会の絵 (Pictures at an Exhibition)」から最初と最後 by ムソルグスキー//ラヴェル編曲オーケストラ版(★ソフト音源使用)

◆組曲「展覧会の絵  (Pictures at an Exhibition)」から 最初(①プロムナード(Promenade)~②こびと(Gnomus)と最後(⑬死せる言葉による死者への呼びかけ(Cum Mortuis in Lingua Mortua)~⑭バーバ・ヤーガの小屋(Baba-Yaga)~⑮キエフの大門(La Grande Porte de Kiev) ※ラヴェル編曲版

(モデスト・ムソルグスキー  Modest Petrovich Mussorgsky  1835-1881、ロシア

【ロマン派3管編成】

①木管楽器
フルート1+2+3(3はピッコロ持ち替え)、オーボエ1+2、イングリッシュ・ホルン、クラリネット1+2(A管持ち替えB♭)、バス・クラリネット(A管持ち替えB♭)、ファゴット1+2、コントラ・ファゴット
②金管楽器
ホルン1+2+3+4(F管)、トランペット1+2+3(C管)、トロンボーン1+2+3、チューバ 
③打・鍵盤楽器
ティンパニ、ハープ1+2、トライアングル(Triangolo/⑭⑮)、シンバル(Piatti=Ptti./②⑭⑮)、スネアドラム(小太鼓=Tamburo=Tamb./②⑭)、大太鼓(Gran cassa=Gr.C./②⑭⑮)、銅鐸(Tamtam=Tam-T./⑮)、チューブラベル(=Campani in E♭=Camp./⑮)、木琴(Xylophone=Xylo./②)、鉄琴(Glockenspiel=Glsp./⑮)、むち(Fouet(仏)=Slapstick(英)/②)、がらがら(ラチエット=Ratchet/⑭)、チェレスタ(Cel.=Celesta/②)
④弦楽器
弦楽5部(ヴァイオリン1、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)※「キエフの大門」ではヴァイオリン1、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスは2・3分割(随所でdiv.)されて演奏されている。特に⑮の後半はほとんど!

  フランツ・リストはピアノの魔術師、ベルリオーズ、リムスキー・コルサコフがオーケストラの魔術師なら、モーリス・ラヴェルは、絶対、オーケストラのイリュージョニストに違いない!!!と、思わず叫びたくなるほどの素晴らしいセンスとインスピレーションの為せる技でしょう!!!いよいよ、クラシックの傑作にして、誰もが知っている曲の登場です!!

  とにかく「こびと」の冒頭から、打楽器・鍵盤楽器の使い方の「冴え」は、目を見張るものがあります!今回は、「こびと」と「最後」の部分しかmidi化出来ませんでしたが、本当に全部midi化したくなりました!!

  それにしても、打楽器・鍵盤楽器の数の多さには圧倒されます。ところが何と、我がソフト音源、ガーリタン・パーソナル・オーケストラ(Garritan Personal Orchestra、以下GPO)には、総て揃っているじゃありませんか!ぬぬぬっ、、、申し訳ない!「むち」(痛いっ!)だけはありませんでした!これは、シンバルのCymbal hit(ping)(キースイッチはF5)で代用いたしました。響きとしては、上手く鳴ったかと思いますが、、、???(汗)使用箇所は、「こびと」の後半部コーダに入る手前の「地獄のあぶくが吹き出てきそうな」フレーズの前の一打ちです!

  弦楽器の使い方も半端じゃありません!グリッサンドやハーモニクス、重音奏法、セクション内の2・3分割奏法等々が、容赦なく使用されていて、抜群の効果があがっています。恐らく実演では、弦楽器奏者は非常に厄介な音符たちに悪戦苦闘かもしれませんが、、、?!(一流どころでは造作もないか。。。?)※これらの楽器の用法については、「雑感」で音サンプルを使用して詳しく述べたいと考えています。

  小生、無理庵の考えおよぶべき事ではありませんが、これら打楽器などを含めた諸楽器の組合せを、よくも考えついたものだなぁ、、、と、編曲、否、オリジナルな素材の料理法を見事にお披露目したラヴェル氏には頭が上がりません!!!いくらコンピュータを駆使しても、こんな組合せに辿り着くことは未来永劫、無理でしょう!

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  オーケストラやブラスなどへの色々な編曲版が数多く存在する「展覧会の絵」ですが、ストコフスキー版を聴きました。なかなか奇抜で、エキサイティングなブラスの使い方には面白いと思いましたが、所詮(これを最高と思っていらっしゃる方には、ご免なさい!)、指揮者の思いつきの類なのかもしれません!どうしても、安定感というか、スーッと頭に楽想が入ってきません!それと、ラヴェルの様な、一定の法則性というか、ここはこうなってというその編曲者の個性(キマリみたいなもの)が見えてこないんです!ちょっと唐突すぎるというか、、、?

  1922年に登場したラヴェル版ですが、当初はボストン交響楽団の常任指揮者、ロシアの巨匠、セルゲイ・クーセヴィツキーの委託によるものだったそうです(本当は、ラヴェル氏がクーセヴィツキーに、この曲の存在を知らしめ、恐らくピアノで弾いてみせて、ク氏のラヴェルへのオーケストレーションの依頼を誘導したのではと、どこかに書いてあったような、、、)。これによって、ムソルグスキーのオリジナルのピアノ版も世間に知られるようになりました。

  ネット情報の受け売りですが、このピアノ曲は、超難解な曲だそうですが、無理庵の考えでは、色々な演奏解釈が出来る分、弾きたい人も多いのでは??Amazon.co.jp他で検索すると、有名ピアニストではアシュケナージ、アファナシエフ、ポゴレリチ、キーシン、リヒテル、ラザール・ベルマン、ブレンデル、プレトニョフ、ジュリアス・カッチェン、ワイセンベルク、ホロヴィッツ、ベロフ(ユザーレビューでは、鋭利で緊張感溢れ、非常に凄い演奏という評価!!!)他。日本人では園田高弘、高橋多佳子、花房晴海、清水和音、小林五月、中村紘子、何と小川典子さんがムソルグスキー原典版(自筆譜からの演奏)、若手では上原彩子さんがチャイコフスキーのピアノ協奏曲とのカップリングで!

  何ページか閲覧していて、何と、セルゲイ・クーセヴィツキーの世界初演盤が出ているそうです!!!『歴史的名盤』だそうです!「ボレロ」とR・シュトラウス「ツァラトゥストラ・・・」とのカップリングです!!1930年10月28-30日の録音です。編曲者ラヴェルの指示を汲み取っての演奏でしょうから、これは一聴に値するでしょう!もちろんモノラル録音(ADD)、何故か日本でのみ販売されていて、輸入盤は無しだそうです。「RCA創立100周年記念企画 第2期指揮者・オーケストラ編全8タイトル」の一枚のようです(売り切れない内に、お早めに!!)。「ツァラトゥストラ・・・」も世界発録音です。

  意外とピアニストは一握りの人しか録音していないのが、この曲が「曲者」であることを表しているのでしょうか!指揮者は、録音していない方が少数派でしょうか?概してロシア物を得意としている、あるいはロシア出身の指揮者が多いようにも感じました。さてさて、聴いてみたいのは、、、ブルックナー指揮者として名を馳せたギュンター・ヴァンドとポゴレリッチ、そして小川典子さんのムソルグスキー原典版でしょうか?ゲルギエフ+ウィーン・フィルは凄い演奏と期待出来ますが(???)、でも、やはり一度は聴いてみたいですね!

  番外編として、ギターの山下和仁、チェロの長谷川陽子の全曲版が光っていますね!「2007東京 インターナショナル・オーディオショー」で紹介した、ヴァイオリン、ギター、コントラバスの3楽器による演奏のオーケストリオ・チューリッヒも推薦いたしましょう。それと、midiヲタクにとって忘れてはならないこの方、富田勲氏のシンセサイザーによる「展覧会の絵」。第2作目だそうですが、無理庵は彼の、ホルスト作富田編の「惑星」を良く聴いたものです!ガイドを読んでみると、第4作目でして、全世界で大ヒットしたそうです。※上記CDの紹介をしました!必要ないと言わず、クリックして見て下さいね!何故かロシアものを多く弾いている上原さん彩子さんでしたが、2002年チャイコフスキー国際コンクールで優勝しているんですね!そんなことも知らなかった無理庵を、お許し下さい!!

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  長くなりましたので、midi化した時の苦労話はちょっとだけ。わざと不協和音使っている箇所があり、最初はミスプリントかなと考えましたが、スコア通りで良いようでした。フランス語の表記が多く、一部は未だに理解していません。もし間違っていましたら、ご容赦を!あまりにミス(音符の打ち込みミスも!)が多い場合は、ヴァージョンアップ致します!

  音符の打ち込みは、様々な打楽器の使い方などを勉強しながらだったので少々時間が掛かったものの、楽しくやれました。全ての音符を打ち込みました!ああっ、「キエフの大門」のコーダのハープ1+2は今回はやむなく割愛しました。これを音だしすると、CPU負荷が多分70%を超えてしまうかもしれませんし、まぁ、大音量の後に隠れてしまうハープは省略です、、、(ラヴェル氏、ご免なさい!!!)。何といったって、ムソルグスキーのロシア的というには余りに独創的すぎるオリジナルの数々のメロディに魅せられて、さらにはラヴェルの最高にして神懸かり的な傑作オーケストレーションをじかに肌で感じながら打ち込めたので、最後までワクワクしながら終了しました。最後は「キエフの大門」の最高のクライマックスで打ち込み完了ですから、言うことありませんでした!!

  問題となったのは、以前から訴えているGPOによるCPU負荷の大きさです!「キエフの大門」の後半は(鐘が鳴った後の部分)、弦楽5部のセクション分割もあって、非常に楽器数が増え(30トラック以上!)、途端にCPU負荷率も50%を超えてしまう時が出てきます。音飛びや楽器の音抜け、表情記号の欠落などにつながりますので、midi再生を録音していて冷や冷やものでした!Core 2 Duoも新しいシリーズが発売されたことだし、そろそろ買い換えたいのは山々ですが、鐘がないし、もう少し待ちましょう!?(金です!)

  それにしても最後の21小節の盛り上がり+エンディングは「ミラクル」というか、言葉にならない程の『ど迫力』と素晴らしさですね!!!「バーバ・ヤーガ」は、速度表示記号に忠実にしたため、現在ではやや遅めのテンポかもしれません。また「キエフの大門」は、無理庵の感性で速度を決めました(最初は♪=100)。まぁ、アゴーギグなどはこれで良いのか?!、まさに自己流、無理庵流の指揮となりました。それでは、最初と最後の部分をmp3でお聴きください。相変わらずトレモノが機械的に聞こえるのは、気にしないで無視してくださいね!(丁寧にノートタイムを変えて打ち込めば、機械的ではなくなるとは思いますが、、、そこまでは、まだ余裕が有りません!) やや打楽器のボリュームが大きいかもしれません!

  ムソルグスキー、ラヴェル!本物の感動をありがとう!!!まさかmidiで、これ程の感激が味わえるのかと、手前味噌ながら「やったね!!!!」と思いました。それでは、どうぞ!!!※バーバ・ヤーガの終了間際のシンバルは間違いです。本当は小太鼓ですが、そのままにしてしまいました(汗+残念)。次回、機会があったら修正しておきます。

①プロムナード~こびと PicturesatanExhibtion1-2e.mp3     

②死せる言葉による死者への呼びかけ~バーバ・ヤーガの小屋~キエフの大門 PicturesatanExhibtion13-15_003.mp3 

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