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(11)オーケストラ曲
ワルツ「美しく青きドナウ Op.314(An der schoen blauen Donau Walzer)」by ヨハン・シュトラウスⅡ(★ソフト音源使用)

◆ワルツ「美しく青きドナウ Op.314 (An der schoen blauen Donau Walzer)」

(ヨハン・シュトラウス二世 Johann Strauss Ⅱ 1825-1899

【ロマン派2管編成】

①木管楽器
フルート1+2、ピッコロ(フルート2が持ち替え)、オーボエ1+2、クラリネット1+2(C管)、ファゴット1+2
②金管楽器
ホルン1+2+3+4(F管)、トランペット1+2(F管)、トロンボーン、チューバ
③打・鍵盤楽器
ティンパニ(A/E,D/A,G/D,F/C,D/A)、トライアングル、小太鼓、大太鼓、ハープ
④弦楽器
弦楽5部(ヴァイオリン1、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)

  今回お披露目いたしますオーケスト曲は、思わず誰もが(万国共通だそうで!)聴き惚れてしまう、ヨハン・シュトラウス二世作曲のワルツ、「美しく青きドナウ」です。もちろんソフト音源、ガーリタン・パーソナル・オーケストラ(Garritan Personal Orchestra、以下GPO)にてmidi化いたしました。とくと御拝聴あれ!!!※聴き惚れることと、midi化アレンジに聴き惚れることとは同じではありませんが、、、ここら辺は大目に見て、聴いてください!(大汗)。

  ところで、作曲者のヨハン・シュトラウス二世についてですが、結構ネット上で皆様が多くを語っています。ここで、同じ事を書いても野暮でしょう!ちょっとだけですが(自分の為(^^;汗)、この「美しく青きドナウ」は1867年に作曲されたワルツだそうです。毎年1月1日に行われる、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートのアンコールの定番曲です。日本でもNHKが毎年生放送していて、非常に有名になりましたね!

  オーストリアの第2の国歌といわれている程、同国では現在まで非常に人気のある曲です。ちなみに当時、彼はリストやワーグナーなどの作曲家と交友を結んでおり、特にブラームスと篤い親交があったのは有名ですね!ワーグナーは、ショトラウスのワルツを指揮して、「自分にこのような軽い音楽を書けないのが残念だ」と語ったそうです。一方、この「美しく青きドナウ」はブラームスを感動させ、「残念ながら、ヨハネス・ブラームスの作品にあらず」という言葉を残した程です。※フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋

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  このワルツが人気を博した要因として、5つのワルツを主要部として、序奏部と終結部、そして各ワルツ間の繋ぎのメロディーの巧妙さなどが挙げられます。それとピッコロを縦横無尽に使い華やかさを演出し、ハープやシンバル、大小の太鼓をワルツの要所で使用する、そのセンスの素晴らしいことは、改めてここでいうまでもありません。トランペットやホルンの使い方も巧い!さすが「ワルツの王」として500曲近くも伊達には作っていませんね!!

  とは言ってもワルツのメロディー自体が良くなければ、曲として現在まで演奏され続けることは無かったかもしれません。実に巧妙な作り方ですね。和音のコードとしての進行はメインとなるどのワルツをとっても同一にして、有機的な結合が成されています。そうそう、ティンパニーも急所でドカ~ンと使われていて、感動的ですらあります!

  打ち込みは比較的簡単でした。1ヶ月弱で終わりました。繰り返しが多いのは踊るためのワルツだからですが、非常に楽でした!そのため、リフレインを省略した箇所もありますが、これについてはご愛敬としてください。第一ヴァイオリンとチェロと木管楽器、トランペット2本と第一ホルンが殆どの主要旋律を歌っています。これにより、他の楽器は全編伴奏にまわっている訳です。つまり、当時シュトラウス二世は楽団を有していたと言うことですが、上述した楽器以外は恐らく素人に近い奏者が多かったのかもしれませんね!

  強弱は、シュトラウスの指示通りにして完璧に鳴りました。急所以外では、音楽記号や強弱、cresc.、dim.が少ない為、非常に簡単で解り易かったです。その割には、大変な効果を発揮するわけです。まさに、傑作は誰が演奏(midi化)しても、『傑作』である所以ですね!!!具体的には、p or ppの後fになり、曲の最後でffで終わるというワンパターンが多かったです。ここら辺は、まさに『踊るための曲』ですね。

  曲のクライマックスは第5ワルツの後半(大太鼓と小太鼓が活躍)ですが、第1ワルツが最後に再演され、終結部に入ります。ここで最後のクライマックスが築かれる訳ですが、非常に巧い演出がされていて、感動ものです!!!実は終結部(CodaⅠ)は2つ用意されていて、『踊るためのワルツ』用には、10小節の短いものがあります。今回は、もちろん、長いもの(CodaⅡ)を使用いたしました。これに、例の超有名なワルツが再現するようになっている訳です。なかなかどうして、本格的なクラシック曲の様な感触には、脱帽ですね!!!

  音楽的ニュアンスとして、注意すべきは、序奏部と終結部に弦楽器に出てくるトレモロでしょう。『霧のかかったドナウ川』をイメージしているせいもあり、バックにしてもハッキリと聞こえる必要があります。これは、GPOではキースィッチをG1(トレモロ)にすると、非常に音間が切れてハッキリ聞こえて大成功でした。弦のピッチカートは、もちろんF1でOKです。後は若干の速度変化でアゴーギクや間合いを取っています。

  一番気掛かりな点としましては、ウィンナワルツ特有の二番目にアクセントのあるリズムです(2拍目をやや早めにずらす)。これは、速度を1拍、2拍、3拍目で遅速することで可能ですが、ワルツにすべて付けることは困難でした。第1ワルツの6小節のみにして、後は断念しました(残念!)。

  先述しましたが、リピートが多いため、すべてを指示通りに演奏すると、くどい上、やたらと長くなります。そこで、シュトラウス氏の指示しているリピートの省略を適宜行って、短縮しました。そのため、一回だけで終わるワルツがありますが、これについてはご容赦ください!11分ぐらいになりましたが、聴いているとあっという間に過ぎる感じですね!(midi化が良かったのではなく、曲そのものが素晴らしい為。シュトラウス二世、ホントウにありがとう!)それでは、mp3でどうぞ!!

MP3(schon-blauen-donauwalzer2.mp3) 

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